お知らせ|松戸市小金で動物病院をお探しの方はきよしケ丘ペットクリニックまで

犬くんにノミ・マダニ予防を推奨いたします

犬くんにノミ・マダニが寄生すると以下のことが起こります
きよしヶ丘ペットクリニックでは、ノミ・マダニの先制処置を推奨しています

<  ノミによる病気  >
・ 皮膚炎
・ ご家族のみなさんも刺されます
・ ノミ刺症   (強いかゆみを覚えます。蚊と同じです)
・ ノミアレルギー性皮膚炎 (ノミの唾液アレルギーで、かゆみの他に高度の湿疹ができます)
・ 瓜実条虫症 (瓜実条虫という寄生虫を持つノミを、毛づくろいの時に摂取して感染します)
・ 貧血     (多数のノミに吸血されると、血液がなくなります)

<  マダニによる病気  >
・ 皮膚炎
・ 吸血部分の皮膚硬結 (マダニを剥がすと起こります)
・ 貧血     (多数のマダニに吸血されると、血液がなくなります)
・ バベシア症 (バベシアというリケッチアを持つマダニに吸血されて感染します。死に至りうる深刻な貧血になります)
・ SFTS    重症熱性血小板減少症候群の原因ウイルスを持つマダニに吸血されると感染します。犬は感染しても発症ないようですが、人がマダニに吸血されたり、ウイルスを保有する犬に咬まれると発症し、ときに死に至ります

<  皆さんに知ってほしい5つの事  >

1、 緑の多い場所は要注意
 ノミ・マダニは、公園や河原など緑が多い場所に生息しています
 お散歩/レジャーから帰った後はしっかりブラッシングでケアをしてあげましょう

2、 お散歩の後のブラッシング
 外から帰ってきた後は全身をブラッシングしてあげましょう
 ノミは全身に寄生しますが、特に腰のあたりは要注意です
 マダニは毛の少ない、皮膚の柔らかいところに付着しやすいので、指の間、耳、目の周りなどは念入りにチェックしましょう

3、 室内飼いでも、安心しない
 犬くんがお散歩に行かなくても、人が荷物や衣服でノミを持ち帰って室内で繁殖することがあります
 カーペットやソファはノミの格好の繁殖場所です

4、 ノミ・マダニは通年で吸血します
 春から初秋はノミ・マダニの活動が活発になります
 ノミの繁殖活動の気温は13~32℃なので、冬でも湿度が保たれ暖房が効いた部屋はノミにとって快適な空間です

5、 毎月1回、ノミ・マダニの予防を行ってあげてください
 ノミ・マダニの予防薬は、内服薬(ネクスガードスペクトラ、クレデリオ)があります

 きよしヶ丘ペットクリニックでは、ネクスガードスペクトラ または クレデリオのご使用を推奨いたします
 この2つの予防薬は、内服後4時間で効果が現れ、多種(ノミ・マダニ・疥癬・ニキビダニ)に高い駆除効果が1か月間持続します
 また、いずれもフレーバー錠で、飲みやすくなっています

 今まで、きよしヶ丘ペットクリニックでは、皆様にはフロントラインという塗布薬を推奨していました。しかしフロントラインは、①ノミ・マダニにしか効果がない、②塗布薬は投与部分がベタつき、ときに首輪や衣服に干渉すること、③相対的に古くなった、ことから、内服を嫌がる犬くんは別として、推奨しておりません
 新機軸のネクスガードスペクトラ、クレデリオをお勧めいたします