お知らせ
ねこ君にノミ・マダニ予防を推奨いたします
猫くんにノミ・マダニが寄生すると以下のことが起こります
きよしヶ丘ペットクリニックでは、ノミ・マダニにたいする先制処置をお勧めしています
< ノミによる病気 >
・ 皮膚炎
・ ご家族も刺されます
・ ノミ刺症 (強いかゆみを覚えます。蚊と同じです)
・ ノミアレルギー性皮膚炎 (ノミの唾液アレルギーで、かゆみの他に高度の湿疹ができます)
・ 貧血 (多数のノミに吸血されると、血液がなくなります)
・ 瓜実条虫症 (寄生虫に感染します)
< マダニによる病気 >
・ 皮膚炎
・ 貧血 (多数のマダニに吸血されると、血液がなくなります)
・ SFTS (SFTS(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome)ウイルスを持つマダニに吸血されると感染します。猫の感染症状は評価が難しいのですが、人はマダニに吸血されたり、人はウイルスを保有する猫に咬まれると発症し、ときに死に至ります)
< 皆さんに知ってほしい4つの事 >
1、 室内飼いにしましょう
ノミ・マダニにほぼ感染しません。外出する猫は、ノミ・マダニ、猫エイズ、猫白血病、猫バルトネラ症(人が感染して猫ひっかき病)、皮膚糸状菌症などに感染し得ります。
また、室内飼いは、外猫同士けんか、交通事故死、行方不明になりません。猫が外出する飼い方は推奨されていません
2、 室内飼いでも、安心しない
猫くんがお散歩に行かなくても、人が荷物や衣服でノミを持ち帰って室内で繁殖することがあります
カーペットやソファはノミの格好の繁殖場所です
3、 ノミ・マダニは通年で吸血します
春から初秋はノミ・マダニの活動が活発になります
ノミの繁殖活動の気温は13~32℃なので、冬でも湿度が保たれ暖房が効いた部屋はノミにとって快適な空間です
4、 毎月1回、ノミ・マダニの予防を行ってあげてください
猫くんにたいするノミの予防薬は、塗布薬(アドボケード)があります
アドボケードはマダニに対応しておりませんが、多種(ノミ、疥癬、ニキビダニ、ヒゼンダニ、回虫)に高い駆除効果が1か月間持続します
今まで、きよしヶ丘ペットクリニックでは、皆様にはフロントラインプラスという塗布薬を推奨していました。しかしフロントラインは、①塗布薬は投与部分がベタつき、ときに塗布後にその部分を気にして掻くこと、②相対的に古くなった、ことから推奨しておりません
新機軸のアドボケードを塗布薬としてお勧めいたします