お知らせ
マダニを正しく恐れましょう
マダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の患者報告は、近年増加しています。
世界的にSFTSの認知が進み、診断や報告が行われやすくなった影響もありますが、2025年には国内で192人の感染が報告されており、年々増加傾向にある点には注意が必要です。
また、SFTSに感染した猫や犬を診療した動物病院スタッフへの感染事例も報告されています。
動物病院が飼い主様へSFTSのリスクをお伝えすることは、ご家族だけでなく地域全体の感染予防にもつながる、大切な役割だと考えています。
ただし、犬のマダニ予防は、SFTSを防ぐことだけが目的ではありません。
マダニは吸血によって動物に負担をかけるだけでなく、SFTSウイルスのほか、バベシアをはじめとするさまざまな病原体を媒介します。
さらに近年では、国内のマダニから新たなウイルスが次々と発見されており、その中には病原性がまだ十分に解明されていないものもあります。
そのため私たちは、「現在すでに知られている病気」だけでなく、「これから明らかになる病気」からも犬やご家族を守るという考え方で、マダニ予防をおすすめしています。

